ランディングページの構成案を考える上で、意外と見落としていることが多いもののひとつに、購入ボタンの配置場所があります。
特に、セールスレターなどの100ページ近い長文となると、どこに購入ボタンを置いていいのか迷う方が多いようです。
また、セールスレターと比べるとやや長さの短い、化粧品やサプリなどの有形商材ランディングページについても、実際のコンバージョンを発生させる購入ボタンの配置場所に悩んでいるクライアントが数多くいます。
ただ、具体的に購入ボタンをどこに設置するのか、これについてはすでに答えが出ています。
●お客さんが「欲しい!」と思った場所に、購入ボタンは設置する
考えてみれば当たり前のことのように感じるかもしれませんが、
色々な方のセールスレターやランディングページを見ていますと、
意外と「欲しい!」と思った場所にボタンを設置できているケースは少ないです。
文章の途中なのに何度もボタンが出てきて話の流れを断ち切っていたり、
ページの長さに対してボタンが多すぎるなど、逆効果になっていることもあります。
特に今はWebデザインの進化によって、上部・下部固定ヘッダーや、
画面右に追従するボタンなど色々な工夫を施すことができるので、
あまり考えずにボタンを次々に設置していたら、訪問者がストレスを感じて離脱する可能性もあります。
例えば、先日担当していたクライアントの中で、
1.上部固定ヘッダー内に購入ボタン
2.下部固定ヘッダー内に購入ボタン
3.文章中の切りのいい場所に購入ボタン
をすべて実装してほしいという要望がありましたが、
いろいろと考えた上で、1.と3.のみを実装することにしました。
お客さんというのは、基本売り込まれるのが嫌いです。
だからこそ、売り込みを暗示させるボタンというのは、
適切な場所に、適切な分量で配置しなければいけません。
あまりにも購入ボタンが多い場合、
こっちはゆっくり洋服を選びたいのに、あれこれと話しかけてきて
欲しくもない洋服を勧められるのと同じ感覚を受けてしまいます。
なので、しっかりと自分の構成を見直して、レターやページを読むユーザーの心理状況を把握し、「欲しい!」と思った瞬間にボタンが押せる場所にあるのか、そしてボタン自体が「ウザい」と思われない分量で配置されているのか、確認をすることは大切です。
ランディングページにおいて、ボタンは売上に結びつくセールスの象徴ですので、ただ闇雲に配置するのではなくて、「用法と用量を守って正しく使う」ことが非常に重要になります。
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