FotoliaComp_95004765_mcyo7B2SZF0kakGJMWZsAcuHUcZAHKnt_NW40

LPO

まずは自分でやってみる!個人レベルでも実践できる「LPO」について

ランディングページが完成して実際に運用を開始したとしても、すぐに思い描いたような結果を出すことは非常に稀なケースです。基本的には、運用しながら計測したデータに基づいて、次の打ち手を考えていくことになります。

こうしたランディングページを最適化する考え方の事を、LPO(Landing Page Optimization)=ランディングページ最適化といいます。

よって、LPOを逐一実践しながら、ランディングページの効果を最適化していくことこそ、ランディングページ運用の最大の目的となります。

※LPOの基本的な知識につきましては、こちらの記事を参考にしてみてください。

LPOを個人レベルで実践することはできないのか?

結論から言いますと、LPOは個人レベルでも十分実践可能です。

少なくとも、制作したランディングページに対して、自分でデータを測定せず、LPOに関する作業を運用会社にすべてを丸投げしてしまうことは避けた方がいいでしょう。もし仮にそれで結果的に成功したとしても、なぜうまくいったのかよくわからなくなってしまう可能性があります。

でも、初めてランディングページを制作する方にとっては、「LPOって最近になって知ったし、どういうものなのか未だによくわからない」と感じるかと思います。

そこで、LPOにおいて実際に行われる作業について、基本的なものを私の方でまとめておきましたので参考にしてみてください。

個人でも実践可能なLPOについて・代表的な3つの方法

方法1:アクセス解析

FotoliaComp 87826596 31d6Jp9XC3lOh46XjdPy9rTtnlfWBof4 NW40

LPOを実践する上で最も基本的な項目はアクセス解析です。

自分のLPにどれだけユーザーが訪問をしたのか、そしてPCとスマホでそれぞれ何%ずつのアクセスがきているのか、訪問時間や直帰率はどうだったのか。

インターネットを活用したマーケティングの最大の利点は、「すべて数字が測定できる」ことです。

実際にLPのアクセス解析をしてみて、もしアクセス数が少なかったらもっと広告費を投入して露出を増やさなければいけませんし、1000アクセスに到達して成約率が0.1%を満たさないのであれば、価格などを見直す必要があるでしょう。

アクセス解析に関しては、Google Analyticsで無料で行うことが可能で、設置も容易に行なえますので、ランディングページを運用開始した直後は、まずアクセスに関するデータを収集することに努めましょう。

なお、Google Analyticsの設置につきましては、以下のサイトが参考になります。

●トラッキングコードの確認と設置 – Google Analyticsの使い方

方法2:ヒートマップによる分析

8 2

ヒートマップによる分析を行うことで、訪問者がページ内のどこに注目しているのか、どの部分で離脱しているのかなど、ユーザーの行動を把握することが可能です。

ヒートマップを利用するためには、いくらかの月額費用が必要になってしまいますが、制作したページを非常に細かく分析することができるため、具体的にどの部分を修正したらいいのかわかりやすく提示されるのが大きな魅力です。

個人でもヒートマップによる分析は以下のようなサービスを利用して行うことができます。

●Ptengine

方法3:A/Bテストによる分析

FotoliaComp 95004765 mcyo7B2SZF0kakGJMWZsAcuHUcZAHKnt NW40

A/Bテストというのは、2つの異なるデザインを用意して、その結果を比較する方法です。

方法1のアクセス解析を行い、さらに方法2のヒートマップを使用することで、具体的なランディングページの改善点が見えてきます。どこがダメで成果が出ていないのか、明確に知ることができるのです。

例えば、アクセス数が100あるのにも関わらず、ヒートマップで分析してみるとヘッダー部分ですでに半数の50人が離脱しているというデータが出たとしましょう。この場合は、ファーストビューを改善することで、離脱数を50人から半分にできるかもという見通しが立ちます。

また、ヘッダーで離脱していないのに、途中の見出しで離脱している場合は、その見出しの文言を少し変えることで、先を読んでもらうように改善することができます。

このように、出てきたデータを元にして、少しずつ修正・加筆を加えていき、ビフォアー・アフターを比較していくことで、イメージした結果に到達することが可能になるのです。

業者に丸投げする前に、まずは自分でLPOを実践してみる

以上のように、LPOの基本的な取り組みとしては、

  1. アクセス解析
  2. ヒートマップによる分析
  3. 上記2つのデータを踏まえたA/Bテスト

という作業を行うことが一般的です。

もちろん、業界にはこうした作業を専門的に行なっている業者が数多くいますので、もし資金に余裕があれば、すべて丸投げで代行してもらうのもひとつの手です。

ですが、業者に頼んでやってもらう作業が、自分でも簡単にできてしまうのだとしたら、その浮いた費用を広告費に回すこともできるかもしれません。

いずれにせよ、自分の運用しているランディングページに関するデータ類は、ツールを使って自分の手元でいつでも閲覧できる状態にしておくことが、運用を限りなく成功に導くために必要な条件といえるでしょう。

ピックアップ記事

  1. 【独立して2年半】サラリーマンからフリーランスになって感じたこと
  2. ランディングページの文章が書けないたったひとつの理由とは
  3. まずは自分でやってみる!個人レベルでも実践できる「LPO」について
  4. 【最初からやっておけばよかった】フリーランス生活の質を高めるための3つの工夫
  5. デザイン音痴から脱却!成約率を高めるランディングページデザイン7つの法則

関連記事

  1. preview8

    LPデザイン

    ランディングページ内の購入ボタンは、どの場所に設置すればいいのか?

    ランディングページの構成案を考える上で、意外と見落としていることが多い…

  2. one page website template in flat design

    LPO

    ランディングページでSEO対策を行うことは難しい・・・。でもそれでもやっておきたい3つのこと。

    ランディング制作業を行っている中で、数多くの質問を受けるのですが、中で…

  3. fotolia_75322076_subscription_monthly_m
  4. Fotolia_91799106_Subscription_Monthly_M

    LPマーケティング

    メルマガ用ランディングページの最適な登録率って?

    先日クライアントの方から、こんな質問を受けました。一般的なセールス…

  5. Modern business office workplace technology concept.  Blue toned

    LPデザイン

    スマホ専用ランディングページのすべてはファーストビューで決まる

    Googleのモバイルファーストインデックスの正式導入によって、ランデ…

  6. Happy business man jumping over a cliff

    LPマーケティング

    「集客には正解がある」という神話

    「集客」と聞くと、何を思い浮かべますか?メールアドレスを取得す…

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

最近の記事

  1. 積み重ねることの意義と強さ
  2. スマホ専用ランディングページのすべてはファーストビューで決ま…
  3. Googleがモバイルファーストインデックスの導入を正式発表…
  4. 【雑感】独学でWebデザイナーのフリーランスになる3つのマイ…
  5. デザイン作業の集中力を持続させるために私が実践している3つの…
  1. photo-1451421924504-c52d431cdad5

    LPデザイン

    発注者なら知っておきたい!「レスポンシブWebデザインのランディングページ」と「…
  2. img_6236

    フリーランス仕事術

    【最初からやっておけばよかった】フリーランス生活の質を高めるための3つの工夫
  3. A businesswoman comes to success and rejoices

    LPデザイン

    自分の世界観をランディングページに反映する3つの方法について
  4. fotolia_78673569_subscription_monthly_m

    フリーランス仕事術

    フリーランスとして独立・起業することが不安なあなたに足りないもの
  5. fotolia_71679057_subscription_monthly_m

    LPO

    ランディングページを修正する場合、まず考えるべきこと、見るべきポイントは何か?
PAGE TOP