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LPデザイン

なぜテンプレートを使ったランディングページはダサく感じるのか?

デザインやコーディングのスキルがあまりない人が、自分のランディングページを作ろうと考えた際、市販のテンプレートを使用してページを作成するという選択肢があるかと思います。

ですが、テンプレートというのは、あくまで他人が作ったテンプレートですので、いくらそこに自分の言葉を埋め込んだとしても、デザイン的にはなんとなく落ち着かない、言ってしまえば素人臭く、ダサくなってしまいます。

私の元にはよく、そういったテンプレートを使っているので、それをそのまま使ってデザインをし直してほしいという依頼がきます。しかし、それはすでに間違って作ってしまったオーダーメイドのスーツをもう一度作り直して欲しいというぐらいに対応が難しい依頼です。むしろデザイナーに依頼をし直すのであれば、テンプレートなどは使わずに、新しくそのままお任せした方がよりいいものが出来上がると思います。

でも、どうして同じような言葉を書いているのに、テンプレートでランディングページを作ると素人臭く、微妙なものしか作れないのでしょうか?

そこで、今回の記事ではどうしてテンプレートがデザイン性に乏しいのか、いくつか理由を見ていこうと思います。

実は、これを知ることは、「デザインとは何か?」ということへの理解にもつながります。

理由1:デザインの原則を無視してしまうから

少し抽象的な言い方ですが、デザインというのは以下の2つの最適化を目指すものです。

・全体最適化
・部分最適化

要は、全体で見たときにもOKで、部分で見たときにもOKであるという状態にすることが、デザインの目的というわけです。

ランディングページの場合でいうと、全体のページを眺めたときにもデザイン性に優れていて、細かい部分をきちんと見たときにも、しっかりと質の高いデザインが施されているという状態を指します。

しかし、テンプレートを使った場合、このように全体も部分もどちらも最適化することは非常に難しくなります。いわば文字を無理矢理画面に押し込めるような形になるため、デザインの法則を完全に無視してしまうからです。

「引いてみても、近づいてみても、美しく均衡が取れているのが、いいデザイン」だという原則に基づくと、テンプレートを使用したランディングページというのは、人間が見て美しいというバランスを全く取っていないため、非常に素人臭く、ダサく感じてしまうのです。

理由2:ビジネスのテーマに合わせて配色が合わせられないから

また、多くのテンプレートでは色があらかじめ指定されており、平均的に10色程度のパターンしかありません。開発者側もさすがにグラデーションを含めて多彩な配色パターンを用意することはかなり難しいでしょう。

ここ最近は、パレット機能を使って自分の好きな背景色を指定できることもできるようになっているみたいですが、それもやはり場当たり的な配色設定にすぎず、配色のルールを知って上で制作しないとひどいことになります。

特に、ロゴなど会社のシンボルがあって、それをテンプレートに埋め込んだ場合、ロゴの雰囲気にもまったく合わないデザインが出来上がってしまいます。

テンプレートが素人臭くなる理由として、レイアウトや構成以上に、この配色の問題は非常に大きいでしょう。

理由3:ヘッダーのファーストビューをオリジナルなものに制作できないから

ランディングページにおいて、ヘッダー画像こそ最大の見せ場であり、他の競合と差別化するためにオリジナリティを発揮しなければいけない部分です。

ですが、テンプレートのランディングページというのは、この部分を軽視してしまいます。

もし、言葉だけで誰もが振り向くような魅力的なコピーが書けるのであればそのままでもいいのかもしれませんが、これだけ言葉が溢れかえっている時代、デザインなしにコピーだけでユーザーにアクションを起こさせるというのは難しいでしょう。

また、テンプレートのヘッダー画像はどうしてもフリー素材や、どこかで見たことのある人物画像を使用していることが多いため、なかなか独自性に溢れたインパクトのあるファーストビューを生み出すことは難しいと思います。

どこかで同じような見たような気がする・・・と感じてしまうランディングページほど、せっかく訪問してくれたお客さんを取り逃がしてしまう残念なものはありません。

テンプレートで制作することを通じて、デザインを上達させる

テンプレートでランディングページを作ると、いかに自分の理想からほど遠いページになってしまうのかについて簡単に解説しましたが、とはいってもプロに発注して制作するとなるとコストもかかってしまうため、どうしても自分の手で作らなければいけないケースが多くなってしまうと思います。

私はテンプレートを使用することについて否定しているわけではありません。実際にテンプレートを活用することで成功している人も何人か知っています。ただ、そういう人たちというのは、テンプレートを使ってもなぜうまくデザインができないのかを把握していますし、テンプレートの問題を自分のアイディアで乗り越えています。

そこで、ひとつのアドバイスとして、もしテンプレートを使用してランディングページを作る際には、

・レイアウトは最適なのか?
・配色は最適なのか?
・ヘッダーにオリジナリティ、インパクトはあるか?

ぜひ上記の3点に注目してみてください。

それだけでも、きっとページ自体の完成度は上がっていくと思いますし、何が訪問者にとって「いいデザイン」なのか、その感覚をつかむことがきっとできるはずです。

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