フリーランスになってからというもの、当たり前ですがサラリーマンをやっていた頃よりも自分の時間は増えて人生は遥かに豊かになったものの、その一方で就業時間が定められていないという生活は、なかなか自分一人でコントロールするのは難しかったりもします。
「もっと時間を有効活用したい」
「ダラダラと仕事をしてしまうのでメリハリをつけたい」
「勉強や仕事をしたいのに、一日中ネットサーフィンをしてしまって無駄な一日を過ごしてしまう」
そんな様なことで悩んでいるのは、フリーランスに限らず、会社で働く人もそうだと思います。
そこで、私自身が常日頃集中力を上げて、仕事でハイパフォーマンスを保つために工夫していることを何点か上げてみたいと思います。
工夫1 小さな事務所を借りて、自宅と仕事場を明確に分ける
私は自宅の最寄り駅前に、小さな事務所を借りて、毎朝その場所で仕事をしています。
わざわざ最寄り駅なんて、家賃がもったいないと思うかもしれませんが、今の自分のライフスタイルには非常にいい影響を及ぼしています。
徒歩で事務所に行けることで、雨が降っていても面倒な気持ちになりませんし、早朝深夜でも気兼ねなく作業ができます。
そして事務所には、ベットや漫画など仕事の邪魔をする誘惑物などは一切置かないようにして、仕事しかできあい環境にしています。
また、仕事に使うパソコンはそのまま事務所に置いておいて、家では一切仕事ができないようにもしています。
その結果、生活に大きなメリハリが生まれ、オンとオフの境目がはっきりするようになりました。
人間は環境に左右される生き物ですが、こと勉強や仕事など一定以上の集中力を保つためには、まず実際
に作業する環境を整備しなければいけません。
フリーランスになってすぐに事務所を借りることは難しいかもしれませんが、今の時代は東京を中心にコワーキングスペースなども充実していますし、家とは別の場所に拠点をもつことはそこまで難しくないはずです。(気軽にSkypeができないなどの問題はありますが・・・)
もちろん、家で作業していた方が落ち着くのであればそれでいいのですが、集中力が保てない、時間があるのにメリハリをつけて作業できない、と悩んでいる暇があるのであれば、先行投資として場所の確保をするべきだと私は思います。
工夫2 仕事は90分+休憩10分ごとに区切る。
仕事をサクサクと進めたいのであれば、自分を椅子に縛り付けて「10時間やるぞ!」と意気込むよりも、時間を明確に区切って、その時間に終わらせるという形で進めたほうが、遥かに効率がいいです。
特にデザイン仕事の場合は、延々と試行錯誤を繰り返すことが多いので、時間を区切らないといつまでも終わりを定めることができず、集中力とエネルギーを浪費してしまいます。
一旦、90分で作ったもので、区切りをつけるべきです。
そして次の90分で改良をしていく方が、遥かにいいものができます。
90分を図るタイマーとして、私が使用しているアプリに以下のようなものがあります。
かなり有名なアプリですが、無料でも十分な機能なので、おすすめです。
工夫3 週に3〜4回はプールで1キロ泳ぐ
仕事に対する集中力を保つためには、「脳」(特に前頭葉)を鍛えることが大切だと言われています。
ただ、脳というのは、ただ座ってじっとしているだけではどんどん退化していってしまいます。
今の時代は、人類史上一番座っている時間が長い時代です。
オフィスで座り続けていることで、病気のリスクが高くなり、寿命も短くなるという研究結果も出ているくらいです。
脳は、酸素を取り込むことで、鍛えることができます。
なので、定期的な運動が脳の働きを保つために効果的です。
私自身、週に3〜4回程度1キロをクロールで泳ぐことにしています。
フリーランスになりたての頃は一切運動なんてしなかったのですが、定期的に泳ぐようになってから、ストレスが減ったり、いいアイディアが浮かんだり、体重も減って身体的・精神的に安定してきたように思います。
ちょっと仕事の手が進まなくなったときも、一度泳ぎに行けば気持ちがリセットされてまた新しい気持ちで仕事に向かうことができるのもメリットです。無駄な時間を費やすことを防げます。
以上、私が自分のパフォーマンスを保つために工夫をしていることを3つお伝えしましたが、フリーランスで生きていくというのは、自分に一定の規則正しさのようなものを課していないと、すぐに体調を崩したり、ストレスを溜めてしまったり、案外もろい生活スタイルです。
自宅から仕事を切り離す、仕事の時間をきちんと区切る、定期的に運動をする。
もちろん環境を作り、自分の生活にリズムを生み出すまでに、多少の出費はあるかもしれません。
ただ、こうした小さな工夫が、仕事のクオリティの差を生み、最終的に自分の収入に直結してくるということを、もっと世の中のフリーランスなりたての人は知るべきだなと思いました。(まあ、自分が色々と失敗してきたので、あくまで参考にしてみてくださいね。)
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