先日クライアントの方から、こんな質問を受けました。
一般的なセールスレターであれば、いろいろなCVRなどの事例があったりしたのですが、このようなLPの場合ですと「優秀な登録率」などのデータがネット上にも落ちていないため、いまいち自分の中で感覚がつかめずにおります。もちろん、業界などによって若干の差異はあるかと思いますが、片岡様の感覚として、LPのリスト取りの際のCVRで「良いと考えられる数値」
などをお答えいただけましたら幸いです。
このクライアントさんに制作したランディングページは、恋愛系・復縁系がテーマのものでしたが、確かにそのようなターゲットが個人レベルで、ややニッチな分野だとどうしても目標とするべき数字が見つかりにくいのかもしれません。
結論から書いてしますと、メルマガのようにユーザーが無料で登録できるランディングページでは、目標とするべき登録率は「20〜30%」です。
100人ランディングページに流入すると、そのまま20〜30人が登録するというイメージです。アクセスを呼び込む場所や、ブログなど他のメディアから流入してきた場合には50%以上の登録率が出る場合もありますが、ひとまず最初の段階として目安になるのは20〜30%の間になります。
「え??そんな20〜30人も登録させることなんてできるのか?」と感じるかもしれませんが、第一目的は「登録をさせること」であり、商品を購入してもらうことではありませんので、絶対に不可能な数字ではありません。他の追随を許さないコンセプトと、面白く充実したコンテンツがあれば、誰にでも可能な数字です(・・・といっても、それを準備するのが一番大変なのですが)。
この基準を元に考えると、登録率が20%以上を達成することができていないランディングページには、見込み客に登録というアクションに至らせる何らかの要素が欠けているという判断ができます。
そこではじめて、
・キャッチコピーの修正
・コンセプトの見直し
・特典の追加
などなど、様々な工夫を凝らして登録率を上げていく作業を進めていきます。
少し余談ですが、私が今まで様々なメルマガ用ランディングページを見てきて、まったくと言っていいほど登録されなかったページには、以下の様な共通点があります。
・そもそもコンセプトが似たり寄ったりでつまらない
・怪しすぎて、登録するのも気持ち悪いデザイン
・特典が全く魅力的でない
まあ、書いてしまえば、当たり前のことなんですが、ネット上でビジネスをしていると、自分を常に客観的に見ることが難しい面もありますので、登録率がなかなか上がらずに困っているのであれば、誰かに一度見せて第一印象を聞いてみるといいかと私は思います。
そのランディングページに、見た人がつい衝動で登録してしまうものがしっかり宿っているのかを、見極めながら20%の壁を突き破っていくことが非常に大切です。
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