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慰謝料、示談、自賠責保険、後遺障害、過失割合など
不意に起きる突然の交通事故に関する問題を解説。



主婦の慰謝料請求がうまくいかないケース


専業主婦の女性が慰謝料請求をする時に
発生するトラブルのひとつとして、
なかなか思い通りに休業損害を認めてくれないことがあります。


本来、「家事」というものは年中無休であり、
例えば1ヶ月交通事故の怪我によって家事ができなかった場合、
普通に考えれば30日分保障されるべきだと考えるはずです。


ですが、この手のケースでは、
一般的に保険会社は実際に「病院に通院した日数」だけを
認めることが多いようです。


要は、家事ができない日数ではなく、
病院に行っていて家事ができない日数を認定させられるわけですね。


実際に、私の両親が乗った車がトンネル内で衝突事故を起こし、
当時専業主婦だった母親が1ヶ月弱のムチ打ちになりましたが、

最終的な慰謝料は、

自賠責1日5,700円×通院日数15日=85,500円

という計算がもとになりました。

そして、同時に家事をやる人が他にいないという証明書も
作成して提出させられました。
(当時僕は社会人になりたてで、
 他の家族も父親を除いて実家にはいませんでしたのでOKでしたが。)

ただ、こういった決定に納得が行かずに、
弁護士や紛争センターに話を持ち込む家族もいるようですが、
実際に裁判にかかる費用と労力を考えると
保険会社の「病院に通院した日数」という認定基準を
飲むのが今のところ一番まともな選択であるようです。


少々納得が行かない部分もありますが・・・。

いずれにせよ、通院日数や怪我の症状など、
確実に休業損害を請求できる準備は怠りなくしておきましょう。



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